【新唐人2010年9月11付ニュース】中国の河南省では今年の夏、「マダニ」に刺されて亡くなる事件が多発しています。しかし、地元政府はこの件を公表しておらず、市民の間では恐怖が渦巻いています。
マダニの持つウィルスが人の細胞に入ると、血小板や白血球が激減します。すると、頭痛、吐き気、嘔吐、下痢などが起こります。
河南省商城県のある村人によると、マダニに刺されるとわずか数日で亡くなることもあります。しかし、地元政府は情報を隠蔽しているそうです。
河南省商城県 市民
「去年から大勢刺されています。たくさん死にました。村の役人も死亡。でも政府は認めません。隠蔽はいつものことです」
マダニに一旦刺されると、なかなか引き抜けません。死者の多くは老人だそうです。
河南省商城県 瀋さん
「夏 6~8月は特に多くて、恐怖におびえています。政府は何もしません。前は刺されても発病しなかったのに、今年は刺されてから死んでしまう人が多いです」
このマダニですが、2007年5月に初めて症例が出て以来、今年の9月8日までで、河南省では557例が報告され、18名が死亡。
感染例は河南省の信陽市に集中しています。
新唐人記者がお送りしました。
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